「沖縄といえば青い海!」も最高ですが、実は沖縄本島北部の「やんばる」には、ここでしか出会えない特別な生き物がいます。今回は、実際に足を運んで感動した、希少なヤンバルクイナに会える施設「クイナの森」の魅力と、実際に行ってみて分かったおすすめポイントをご紹介します。
ヤンバルクイナ生態展示学習施設「クイナの森」について
「クイナの森」は、絶滅危惧種であるヤンバルクイナの生態や、彼らを取り巻く環境について深く学べる施設です。
- 観察ブース: 実際にヤンバルクイナが生息している環境を再現したブースがあり、目の前で歩いたり、水浴びをしたりする姿を見ることができます。
- 資料展示: 館内にはヤンバルクイナの生態や、なぜ数が減ってしまったのかといった環境問題について学べる資料ブースが設置されています。
- 解説員の説明: 専門のガイドさんが、ヤンバルクイナの不思議な生態についてユーモアを交えて解説してくれます。例えば「時速30キロで走れる」「カラスの次に脳の割合が大きい鳥類(とても頭が良い)」といった驚きの知識も得られますよ。

*入館料*
高校生以上:700円
小・中学生:300円
乳幼児・障害者手帳をお持ちの方:無料
そもそも「ヤンバルクイナ」ってどんな鳥?
沖縄へ行ったら一度は名前を耳にする「ヤンバルクイナ」ですが、実は世界でもここでしか出会えない、とても特別な鳥なんです。その驚きの生態を少しご紹介します。
- 世界で唯一、沖縄本島の北部にしかいない: ヤンバルクイナは、沖縄本島北部、「やんばる」と呼ばれる豊かな森だけに生息する固有種です。その名の通り「山原(やんばる)のクイナ」ですね。世界中を探しても、この沖縄の森以外には存在しません。
- 空を飛べない「進化」をした鳥: 本来、鳥といえば空を飛ぶものですが、ヤンバルクイナは進化の過程で翼が退化し、飛ぶ能力を失いました。その分、森の中を素早く駆け抜ける高い身体能力を手に入れました。実は時速30キロほどで走ることができる、森のアスリートなんです。
- とても賢くて好奇心旺盛: 見た目は少しシャイで大人しそうに見えますが、実は鳥類の中でも非常に頭が良いことで知られています。目の前の不思議なものに興味津々で近づいてきたり、食べ物を上手に探したりする姿には、どこか人間味を感じる愛らしさがあります。
- 絶滅の危機に瀕している希少な存在: 残念なことに、現在ヤンバルクイナは絶滅危惧種に指定されています。生息環境の減少や、持ち込まれた外来種の影響などで数が激減してしまいました。現在では手厚い保護活動が行われており、私たちがこうして姿を見られるのは、多くの人たちの努力があるからこそなんですよ。
野生のヤンバルクイナが絶滅危惧種になってしまった一番の原因は、かつて人間によって持ち込まれたマングースなどの外来種による捕食や、森林伐採などによる生息環境の悪化です。
現在でも、車の前に突然飛び出してきてひかれてしまう「ロードキル(交通事故)」が深刻な問題となっており、飛べない鳥である彼らにとって人間が作った道路は大きな脅威となっています。
このように、外来種の影響と交通事故、そして住処である自然環境の変化が重なったことが、絶滅の危機を招いている主な理由だそうです。



間近で会える感動!「クイナの森」がおすすめな理由
野生のヤンバルクイナは非常に警戒心が強く、森の中で偶然出会うことは「奇跡」と言われるほど困難です。そんな彼らの姿を、ここ「クイナの森」なら安心して、そして驚くほど間近で観察できるんです。
- ガラス越しに目の前で観察できる: 施設内には、ヤンバルクイナが暮らす森の環境が細部まで再現されています。彼らがひょこひょこと歩き回ったり、水辺で羽を休めたりする姿をすぐ目の前で見られるのは、この施設ならではの感動体験です。写真で見るのとは全く違う、その「愛らしさ」にきっと驚くはずですよ。
- 専門ガイドによる解説が面白い: ただ鳥を眺めるだけでなく、ヤンバルクイナの生態を知り尽くした解説員さんから直接お話を聞けるのも大きな魅力です。「なぜ空を飛ばなくなったのか?」「普段どんなものを食べているの?」といった素朴な疑問から、ここでしか聞けない裏話まで、ユーモアを交えて教えてくれます。
- 「守られている命」を肌で感じられる: 目の前で元気に動き回るヤンバルクイナを見ていると、彼らがどれほど大切に守られているのかを実感します。単に「可愛い!」で終わるのではなく、彼らが生きていくための環境の大切さや、自然保護の重要性についても、自然と考えるきっかけをくれる場所です。
ヤンバルクイナの保護のために私たちができること
国頭村では、ふるさと納税の使い道として「希少動植物の保護」を選択することができます。
<具体的な寄付の使い道>
- 「クイナの森(ヤンバルクイナ生態展示学習施設)」の運営・維持管理: あなたが訪れた施設の運営や、ヤンバルクイナの飼育管理(餌代や健康管理など)に使われます。
- 環境教育プログラムの充実: ヤンバルクイナの生態を伝え、保護の輪を広げるための啓発活動に使われます。
- 外来種対策: ヤンバルクイナを襲うノネコやノイヌ、マングースなどの対策や、外来植物の防除活動に充てられます。
「クイナの森」への行き方と楽しみ方
沖縄本島の北端に近い国頭村(くにがみそん)という、大自然が残るエリアにあります。アクセスは車が基本ですので、ぜひドライブプランに組み込んでみてください。
- 「クイナの森」の場所: 国頭村にある「安田くいなふれあい公園」の中にあります。沖縄の東海岸を北上していく、景色がとても綺麗なドライブコースです。
- アクセス方法: 那覇空港や那覇市内からは、高速道路を利用して車で約2時間半〜3時間ほどかかります。沖縄本島を縦断するような長距離ドライブになるので、時間に余裕を持って出発するのがポイントです!
- 周辺スポットと一緒に楽しむ: 公園内には「クイナの森」だけでなく、パークゴルフ場も併設されています。広々とした自然の中で体を動かしてリフレッシュするのもおすすめですよ。また、近くにはやんばるの自然を体感できる遊歩道や、美しい海岸線も広がっています。

ここだけは注意!
カーナビやGoogleマップで目的地を設定する際は、「クイナの森」または「安田くいなふれあい公園」と検索してください。山あいの自然豊かな場所にあるので、運転中はヤンバルクイナなどの動物の飛び出しにも十分注意してくださいね。
安田くいなふれあい公園の公式HPはこちらです。
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